(前回の続き)
前回(その1)はこちら
5月27日。朝8時、大手町。既に多くの参加者の方が集まっていました。ほかの講師の方々や添乗員さんと挨拶し、鉄道研究部は一足早く8時45分には出発。諸事情で私が一人で参加者の方を大手町から上野まで連れていくという役を担わされます。鉄道研究部は6人ということで最少グループでしたが、暖かく見守っていただき本当にありがとうございます。ボックス2つにきれいに埋まり、記念に切符も持って帰れたりと、何かと都合が良かった部分もあったと思います(団体券を含め補充券類はそもそも持ち帰れなかったはず)。次回があればぜひとも参加者を増やしたいですけどね!
鉄道好きとしての知識レベルがどうであれ馴染めるように準備はしてきましたが、今回はみなさんそれなり以上に知識をもった方ばかりでした。ただ、それでも解説に興味を持って聞いてくださったので、大変ありがたかったです。そんな中でも思ったのは、鉄道好きは数多いながらも全般的になんでもかんでも詳しい人は意外と少ないのかなぁ、ということでした。「俺、この道で食っていけるかも」と密かに思ったのはここだけの話です。普段から常時鉄道に関する情報に執着して集めまくってたかいがあったもんです(それでなければそもそも鉄道旅行家なんて名乗って不安定な道で食っていこうとは思わないでしょうね……)。
そんなこんなであっという間に大洗到着。一つ一つの乗車はそんなに長くはなかったので個人的には乗っては降りての繰り返しだなぁと思っていました。一人ならなんてことはないのですが、やはりちょっとばたばたしますね(というほどでもないのですが)。どうしてもダイヤの関係で難しいのですが、ゆったりとした旅の企画もいつかやってみたいものです。
ホテルに着いてからは、早速風呂に入り夕食、その後はもう公開録音です。夕食はなかなか量が多かったですね……。喋らないわけにはいかないんで無理せず食べてました。
で、その公開録音。いやもう、見ていた方は十二分にお分かりいただけたでしょうし、そうでない方ももうオンエアを聞いてくださいとしか言えないと思います。いったいなんだったんでしょうね、あれは。夢でも見ていたのか……。
多くのお客さんの前で喋るのも初めてでしたし、もちろん公開録音も私にとっては初。それなのに酒を飲みながら公開録音だなんて、死ぬまで忘れないと思います。こんな機会私の人生であともう1回あるかどうか。なんか意外とありそうですけどね……。私酒全然飲めないんですが。そこそこリミッター外して喋りたいこと喋ってたような気がします。
その後は発表の準備と翌朝の発表です。いやいや、もう本当に参加者のみなさんには頭が上がりませんよ……。準備中も各部の様子を見させていただきましたが、本当に学校の合宿行事を見ているような気分でした。楽しいですね……。そして、特に鉄道研究部のみなさんには大分偉そうに話してしまいましたが、遅くまで準備されていて大変だったと思います。お疲れさまでした。あと、写真の印刷遅くなってすみませんでした。
発表の準備を見ていたうちはちょっと心許ない感じではあったのですが、実際の発表を見て驚きました。各班ともこんなにも形になって発表できたとは!もちろんみなさんの遅くまでの準備の賜物でもあるのですが、私が思うには、なにより発表を聞いているほかの参加者同士の暖かい受け入れがあったからこそなし得られた結果だと思います。ちょっとした小ネタであんなに面白がってもらえるなんて、上坂さんのファンは暖かい人ばっかりですね。感動しました。個人的には、格闘技部の発表には本当に笑わせてもらいました。あれは面白かった。
公録と発表があってからというもの、私に声をかけてくださる方が増えてきて嬉しく思いました。いやほんとに私なんかでよければ、どうぞ気軽に話しかけてください。ずっと「先生」なんて呼ばれてましたが、そんな先生なんて偉いもんじゃないですよ!ただの鉄ヲタでただの旅好きです。今後ともこんな私をかわいがってやってもらえれば幸いです。
にしても、この「合宿」は大成功だったと思いますし、そんな成功か失敗かなんてこと抜きにして一言で「楽しかった!」と思います。ここまで人生で心から楽しいと思えること、正直今までなかったです。もちろん一人で好きなところへ旅するのはとっても楽しいですけど、近場でも、こんなに多くの人と、楽しいと思えることを共有できたのは私にとって最高の体験になりました。スタッフの方々と、ファンの方々と、全員の力だと思います。感謝しても感謝しきれません。なにより、上坂すみれさんは、彼女にしか持つことのできない、そこはかとない魅力を秘められているなぁと思いました。こんなイベント、ほかでは聞いたことがありません。私も周りの人に今回のことを話すのですが、説明できないんですよね、「声優イベントで合宿に行った」って言っても。こんな現場に携わることができて、光栄に思います。
いきなり、こんないろんな意味でおいしすぎる仕事を請け負ってしまったわけですが、今後とも、私個人としてももっと良い仕事ができるように努めさせていただきたいと思っています。どんな機会があるかはまだまだ全然分かりませんが、番組としても、私「山田将史」としても、応援していただけたら幸いです。本当にありがとうございました!
★おまけ★
集合写真の購入申し込みの受け付けをするかねやん。