かつてテレビ東京で放送されていたあの番組を意識しました。ちょっと前まで毎週のようにポケモンを見ていたのですが、「空から~」はポケモンの後の時間帯で放送されていたのでよく見ていたんですよね。今ではBSで放送しているらしいです。
飛行機良いですよね。何が良いって、いつもは地に立って横から見ている街並みを上から見られることです。窓からの眺めは航空写真とはまた違った見え方をするのも面白いところ。先日飛行機に乗った際もあらためて思いました。まぁ、曇っていると全然見えなくなっちゃうんですが。晴れていると景色が見えるのが楽しいですよね。
しかも、最近のJALやANAの国内線では飛行中でも機内Wi-Fiサービスを利用してインターネットができるんです。今いる場所をリアルタイムで調べたり、上空から撮った写真をすぐにアップロードできたりします。機内Wi-Fiサービスはかつては両航空会社とも有料だったのですが、JALが無料で実施することになりANAも追随して無料化することが決まりました。
先日羽田から帯広まで往復した際に撮った写真を載せていきたいと思います。まずは行きの写真!タイトルにある茨城の夜景は最後の方に載せます。
こちらは岩手県・久慈上空。湾口防波堤がはっきりと見えますね。地図と見比べてみてください。この久慈辺りを境にして、南側(左側)の沿岸にはいわゆる「リアス式海岸」が連なっています。最近の学校教育ではリアス式海岸ではなく「リアス海岸」という名称を使うように変わったみたいなんですが。「リアス」というのはスペイン語に由来するんですね。
こちらは北海道上空、襟裳岬の様子。さっきの久慈の写真もそうなのですが、カメラの汚れが思いっきり写ってしまっていますね……。この汚れを取るのに苦労して機内で必死になっていました。襟裳岬ってこんなにとんがっているんですね。計画ではこの辺にも鉄道を通すつもりだったんです。広尾線は廃止されましたし、もう片方の日高本線も災害運休で廃止寸前ですけど……。
こちらも襟裳岬上空。見ていると気持ち悪くなるぐらい山がとげとげと三角形を描いています。山ってこんなにわかりやすくとげとげしているもんなんですね。雪を被っているから余計に分かりやすいのかもしれませんが。この辺りはいわゆる日高山脈の南端です。
とまぁ行きの写真はこのくらいで(東京近郊のもありますがまた別でご紹介します)帰りの夜景もご紹介。
これがタイトルに書いた茨城上空の夜景。奥の真っ暗な部分が海、太平洋です。ちょうど水戸あたりの上空なのですが、どこがどこだかわかりますか?写真の右側が飛行機の進行方向で東京方面、北が東北方面です。私はだいぶ判別に苦労しました。
同じ写真の上に鉄道路線を重ねて描いたのがこちら。実はこんなに広い範囲が見えているんですね。フライトレーダー24によれば、この写真を撮った時刻には常磐線の岩間駅の真上にいました。岩間から水戸まで直線距離で20kmも離れていますがこんな見え方になるんですね。このときの高度は13000フィート、4kmぐらいの高さでした。真ん中にある偕楽園の池、千波湖というのですが、これを取り囲んでいる灯の形が分かりやすかったので頼りにして場所を判別しました。最初は大通りの光を頼りに探そうとしたのですが、こんなに広い範囲が写っているとは思わずさっぱり分かりませんでした。写真の左右方向の広さはだいたい思っていたぐらいなのですが、上下方向、前後の距離がこんなにも詰まって見えているとは驚きです。ひたちなか海浜鉄道なんて、この写真に全線が写ってしまっていますからね。それにしても、鉄道線ってこんなに夜中は真っ暗で何の光も放っていないもんなんですね、道路と違って。恐らく何本もの列車が走っているのでしょうが、全く分かりません。というか、昼間ならはっきりわかるはずの那珂川ですら全然見えません(川にかかっている道路橋は見えますが)。
最後に成田空港上空の写真を。乗っていた飛行機は羽田空港行きですが、成田空港もはっきりと見えます。写真の真ん中あたりの白く光っている町が成田市街、その少し奥、右側のオレンジに光っているところが成田空港、更に奥の真っ暗な部分は九十九里浜です。手前から曲がりながら白く光って真ん中あたりに続いている線、これは実は京成成田空港線、いわゆる「成田スカイアクセス」なんですね。先ほど鉄道線は夜は真っ暗だと書きましたが、この路線は例外のようです。一番手前あたりの線が2本になっているところ、これが印西牧の原駅の車両基地へ路線が分岐しているところらへんです。成田スカイアクセス線は道路と並行しているのでこんなに分かりやすいのでしょう。もしかしたら、この線も鉄道のものではなく道路のものかもしれません。道路には鉄道路線と違って街灯がありますからね。鉄道の場合、列車は別の列車を目視で避けているわけではなく信号でぶつからないように制御しているため、街灯がなくて真っ暗であっても困らないのです。
みなさんも飛行機を利用する際はぜひ窓側を指定して、大地の様子を観察してみましょう!