近鉄の名阪特急に新型車両が導入されるらしい

近鉄が突然、名阪特急に新型車両を導入すると発表しました。http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/meihanv.pdf
(URLのmeihanvの「v」ってなんなんでしょうね?)

ずいぶんと急な発表のように思うのですが、報道関係者には事前に通達されているのでしょうかね?私もその場に呼ばれたいものです。と思ったら、別に記者発表をやったわけではないようです。

さて、外観を見て思ったのは「これ小田急と同じやんけ!!!」ってことです。小田急にしても西武の新型特急にしてもそうですが、最近の流行りは「顔らしい顔」がない車両なのでしょうか。前照灯が「目」のように見える車両はよくあるのですが、その目にあたるライトの配置が顔に見えないような車両が流行っているような気がします。

あと、なんといってもカラーリング。今のアーバンライナーは白色が基調、ほかの特急車両はオレンジ色ですが、この濃い赤色の車両は今まで近鉄としては見たことがないように思います。(いや、書いてて気付きましたが普通列車用の車両はだいたいこの濃い赤色ですね。むしろ鮮魚列車?)

発表によれば、6両編成と8両編成を、それぞれ固定編成で作るようです。増結用車両ではなく固定編成にするのであれば、全部8両で作ってしまった方が、と思ってしまうのですが、需要の大きい列車とそれほどでもない列車がはっきりと分かれているのでしょうか。今のアーバンライナーは、新型の方のnextは全て6両で、旧型リニューアルの方のplusは基本的には6両、増結用の中間車を使用しての8両対応になっています。そんなアーバンライナーですが、nextとplusで基本的には運用が分かれているようです。nextの方は2編成しかないみたいなのですが。

さすがにnextの方はまだまだ新しいので引退ということはないと思いますが、plusはリニューアルしたとはいえ名阪特急からの撤退が濃厚になってきました。というのも、今存在するplus車両の数とこの新型特急の両数がまるまる一致してしまうからです。plusは、増結車が固定編成ではないものの、6両11本、増結2両3本という配置になっています。発表によれば、新型特急は6両8本、8両3本。むしろ、アーバンライナーplusの置き換えのために製造したと断言してしまっても過言ではないでしょう。

とはいえ、近鉄にはそれ以上の経年の特急車両もまだまだ残っています。具体的には12400系列や30000系ビスタカーの類ですが、これらがアーバンライナー車両に取って代えられることはあるのでしょうか?増解結の激しいそれらの車両と違って、アーバンライナーはデザインからしても全く異なっており貫通路がないので、置き換えには回しにくいとは思います。アーバンライナー自体も時速130kmでの高速ノンストップ運行が続いているので、酷使されているというか、見えないところで結構がたが来ているのかもしれません。となると、このplus車両は遠くないうちに見納めになってしまうのではないでしょうか。

ところで、そもそも「アーバンライナー」という名前が出てこないのですが、この新型車両が使われる列車には新たな名称があてられるのでしょうか。となると、時刻表上でも区別されるでしょうから狙って新型車両に乗ることができるようになるでしょう。

内装も、今までと同じような2クラス制、といいたいところなのですが、これまでの上級クラスは「デラックス車両」と呼ばれていたものが、この新型特急では「ハイグレード車両」となっています。そして最も注目すべき点は、これまで1編成に1両だった上級クラス車両が、2両に増えていること。両側の先頭車両がどちらもハイグレード車両とされています。しかも、まるで展望車両のように座席空間が前面展望と一体的になっています。今までのアーバンライナーも前面展望が楽しめたのですが、客室の一部としてではなく、デッキに組み込まれており誰でも自由に出入りできる空間になっていました。

それだけデラックスカーの利用者が多かったのでしょうか?実際、私も何度か近鉄のデラックスカーを利用したことがあります。それも小学生の身分で(アーバンライナーで乗ったかは定かではないのですが、伊勢志摩ライナーの方では何度かデラックスカーを使ってました)。JR特急のグリーン車は普通車指定席との差額がけっこうあるのでそうそう手軽に乗れるものではないのですが、近鉄のデラックスカーは難波~名古屋で乗った場合その差たったの510円。むしろデラックスカーを使わない方が損とも言えるぐらいです。デラックスカー料金には子供料金も設定されているので小学生までのお子様ならほんの260円の追加だけです。JRのグリーン料金には子供料金はありません。

とはいえ、「ハイグレード車両」と銘打っているだけあって、料金も更に上乗せされてしまうかもしれません。定員も、現行のアーバンライナーデラックスカーが1両36人なのに対し、新型車両では1両21人(2両で42人)。2両あるので増えてはいますが、その分レギュラーカーの定員が減ってしまうのでデラックス料金に転嫁されそうです。それでも710円ぐらいで済むのであれば、十分乗る価値はあると思いますけどね。レギュラーカーを含めて全席にコンセントが設置されるという、最近の流れを汲み取っているところも大きいです。私も是非乗りたいですね。その前にしまかぜもまだ乗ったことがないので乗りたいのですが……。

そういえば、大阪に住んでいた身として、アーバンライナーといえば「鶴橋~名古屋間ノンストップ」だと思っていたのですが、何年か前から全列車が津に停車するようになっちゃってたんですね。それに伴って名物の「走行中運転士交代」もなくなってしまったようです。かつては伊勢中川にある短絡線で大阪線担当の運転士と名古屋線担当の運転士が走ったまま交代していたのですが、津での停車中に交代するようになってしまったようです。走行中交代をやっていた時代は、運転を担当しない残りの区間は運転士が車掌として乗務していました。

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